後藤 社長室室長・入社22年目
(記事内情報は2019年4月現在のものです)
10年以上の営業歴を経て、現在は社長業務の補佐や企画を担当する後藤さん。
紙袋や素材へのこだわりを色々お伺いすることが出来ました。
社長の命を受けて意向を実現すべく動くマルチな仕事
―まずは後藤さんの役職である「社長室」とはどんなお仕事なんですか?
秘書とは違うんでしょうか。
(後藤)はい、社長の命を受けて意向を実現すべく動くのが仕事です。主に新しい仕入れ先の開拓になります。弊社が持っている技術と新しい外注先の技術をマッチングして商品開発を進められるような体制を整えています。昨年も自社工場に新しい製袋機が導入されまして、その導入にあたって先頭に立って調整をしたり。企画を担当する部署でもあるので、既製品の新商品開発も指揮を取ったり、そのネーミングを考えたりもします。
-今売れ筋の「テミニン」も後藤さんとデザイナーさんで何日も遅くまで話し合いを重ねてネーミングが決まったんだとか。
▲無地に見えて実はアップで見ると柄が!とおしゃれな仕掛けのあるテミニンシリーズ。詳細はこちら
(後藤)思い入れがありますね。各色で柄が違ったり、色ごとに一ひねりした名前がついていたり、実は紐も各色に合わせて変えているんですよ。
-ほんとだ!一見同じ茶色に見えて若干違う!
(後藤)何より名付けに苦労しまして。「テミニン」って言葉自体は私たちの造語なんです。「T-1」「T-2」などにもベルベの紙袋のサイズ表記にも「T」がついていますが、「手提げ」のTなんです。テミニンも手提げ袋なので「テ」を頭文字に、フランス語で「可愛らしい」を意味する「ミニョン」を合わせて「テ・ミニョン・・・テミニョン・・・テミニン!」と。この「ミニョン」が出てくるまでに、開発チームだけになったオフィスで夜な夜な翻訳サイトからいろんな仏語を音声再生してみたり・・・。なかなかこだわっていますので是非もっと多くの方に手に取ってほしいですね。
今はお菓子や化粧品を販売される際にご利用いただくことが多いようですが、結婚式のプチギフトやハンドメイド商品など、小さくて高級感があるものにご利用いただけたらなぁと私たちでは考えています。最近は仏事用のギフトも従来の渋いイメージだけではなく、こういった明るめで落ち着きのある紙袋をご利用いただくこともあるみたいで、ちょっとした手土産にお線香を入れるのに使っていただいているそうです。
自分が手掛けた紙袋を街で発見して
「嬉しい!熱く語りたい!」という気持ちを大切にする
-そんな紙手提袋細部へのアツイこだわりが見え隠れする後藤さんですが、仕事をするうえで大切にしていることを教えてください!
(後藤)これは自分だけでなく社内で大切にしていることでもありますが、「自分が手掛けた紙袋を街で発見して嬉しい!」という気持ちと「その紙袋について熱く語りたい!」という気持ちを持つことです。自分が手掛けたことが「モノ」として出来上がる仕事って実は意外と少ないんじゃないかと思います。私たちの仕事は自分の仕事の成果が紙袋や包装資材などとして最終的に世に送り出せる形になりますが、それはとても喜ばしいことだと思っています。いいことも大変なこともあって、お客様や加工先の会社さんといろいろなコミュニケーションがあった末、完成品をお客様にお見せした時に「ああ!良い物出来たね!!」と言っていただくその一瞬が嬉しくてアレコレ走り回っている、というのがずっと変わらない気持ちです。
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-実は後藤さんパグ(犬)を飼っていて、かなりメロメロなようで・・・。
インタビューの事前にお伺いしたアンケートにもたびたび登場して、書き方も「パグ(美人)」と。毎回しっかり「(美人)」って付いてましたね。
▲後藤さんの事前アンケートへの回答一部
(後藤)こうめ☆ちゃんです。☆が入ります(笑)パグ界では相当な美女だと思うんですよ…。これがアンケートにも書いたプレゼントしたTシャツです。可愛いでしょ?
-ほんとにメロメロなのがひしひし伝わります!(笑)
何気にベルベは犬好きな方が多いので今後犬柄などの商品に期待です!
-息子さんのサッカーに関することも事前アンケートでいくつか書いていただきまして。後藤さん自身はサッカーされるんですか?
(後藤)高校まではサッカー部でした。弱小チームで楽しく青春を謳歌したかんじで。休みの日はもっぱら息子のサッカーの練習を見に行くのが日課だったんですが、最近じゃ練習見に来るなって言いだしちゃって…休みの日の楽しみがなくなってしまいましたよ(笑)ここ何年か、息子のサッカー合宿の様子を見に山梨へ行くたびに、富士吉田のうどんを食べるのが楽しみだったんですが、それもこれからはうどんを食べる目的で行かないとなぁ・・・。非常にコシがあっておいしいうどんです。それはもうアゴが疲れるくらい。
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-以前は営業部にいた経験もある後藤さんですが、お気に入りのオーダー品などはありますか?
(後藤)長野にあるオルゴール博物館さんに、オルゴールパッケージとしてご注文いただいた小さな紙袋です。手乗りサイズですごくかわいいので、美術館のお土産ですとか、ノベルティーにおすすめです。
-かわいいー!普段大きなものがそのまま小さくなってるのってなんともいえない魅力がありますよね。ミニチュアの世界。
こちら、オルゴールだけでなくアクセサリーとか入れてもよさそうですね。
紙袋って、ギフト本体に対して大きすぎても期待ハズレに思われてしまうのが難しいところですよね。
やっぱり角底袋などより持ち手があったほうが高級感がありますし、これなら小さくて高価なギフトを入れるのにとっても良さそうです。
(後藤)これはもっといろいろな業種さんで使われてもいいんじゃないかなと思っています。
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―では最後に…手提げ愛溢れる後藤さんなので選びきれないかもしれませんが…好きなんだけどあまりメジャーになっていない商品、もっと売れてもいいんだけどな??と思っている隠れベルベ商品について聞かせてください!
(後藤)「利休」シリーズです。包装紙、紙手提げとありますが、なかなか上品な柄ではないかと…。落ち着きがありつつモダンな感じなので、仏事からお土産まで、幅広くご利用いただけます。和でありつつ、迷彩柄っぽいところもありつつ、おしゃれと上品が合わさったベルベの隠れた長寿商品です。
私が入社前からある古株商品ですが、つい最近製造の関係でじっくりと向き合う機会があって。色といい、印刷の工夫といい、なかなかいい商品じゃないかと見直しました。
写真ではなかなか色の再現が難しいので、ぜひ一度直接ご覧いただきたいです!