ベルベ通信をご覧頂きありがとうございます。
株式会社ベルベ代表の鈴木幸之助です。
みなさん、イギリスで人気の文房具店「Paperchase」はご存知ですか?
私は、海外に行くときには視察や自社のビジネスのアイデアをふくらませる意味もかねて、紙袋やラッピングなどに関連するお店を訪問することにしています。今回は、先日イギリスを訪問した際に出会った「Paperchase」のことをご紹介したいと思います。
文房具などの可愛いステーショナリーグッズが盛りだくさん「Paperchase」
イギリスへ行かれたことがある方はご存知かもしれませが、「Paperchase(ペーパーチェイス)」は文房具やラッピング用品、ギフト雑貨を販売しているお店です。詳しく説明すると、「Paperchase(ペーパーチェイス)」は、1968年頃イギリスで文房具屋として設立されました。以来、カードやラッピングペーパー、文房具をメインに取り扱うチェーンの文房具屋として拡大を続け、現在ではイギリスを中心に130箇所の売り場があるそうです。
店内には、ずらっと並ぶカードから、色とりどりのラッピングペーパー、画材、ペン類、その他ステーショナリーなど。ベルベの女性社員が来たら目が輝かせるような、かわいいものがぎっしりと詰まったお店です。
店の中へ入った時に一番に目についたのが、カード売り場です。何しろ売り場の中で一番多くのスペースを取っていました。
ふと一番に
「こんなにカードばかり置いて、そんなに売れるのかな?」
と率直に感じました。
イギリスの伝統的なカード文化 グリーティングカード
「なぜこんなにカードばかり並べているんだろう…?」
調べてみると、イギリスでは一年の中で非常に多くの場面でこのグリーティングカードを贈る習慣があるそうです。
日本ではクリスマスやお誕生日などにプレゼントと一緒にグリーティングカードを添えることが多いと思います。それに比べ、イギリスでは母の日や入学・卒業式、お見舞いの際など。その他、プレゼントをもらったり、家に招待されておもてなしを受けた場合なども、その場でお礼を言うだけでなく、後日「Thank you Card」というお礼の気持ちを伝えるカードを相手に贈ることがマナーのようです。
特に誕生日カードには多くの種類があるようで、自分とカードを贈る相手の関係別や年齢別にそれぞれ種類が分かれているそうです。
日本ではメッセージカードを贈る機会はあまり多くはありませんが、イギリスに住むとカードを贈ったり頂いたりと家の中が賑やかになりそうですね。イギリスへは初めて訪れましたが、日本との文化や習慣の違いを売り場で感じるというのは、なかなか面白い経験でした。
またカード以外にも色々な商品がある中で、こんな手帳やファイルがありました。
キラキラと輝くエナメルファイル
全面キラキラと光り輝くエナメル素材のファイル。こんなに存在感のあるファイルは、日本ではあまり見かけません。「これを会社で私が使っていたら社員はどう思うんだろう…」想像するとなかなか勇気がいる商品だと感じました。
ギフト・ラッピングも文化と一緒で、国が違えばデザインやスタイルも全く違うということを改めて感じました。是非みなさんも海外へ行かれた際にはギフト・ラッピングのお店も覘いて見て下さい。そこからその国の文化や習慣を感じることが出来るかもしれません。
わたしたちベルベも、単に紙袋を作っているのではなく、日本の文化習慣に基づく“贈り物文化”“買い物文化”を作っているのだということを再認識。この経験を今後のベルベのものづくりにも生かしていきたいと思いました。
次回は、イギリス「コンコルドミュージアム」について少しだけご紹介させて頂きます。
私、鈴木も不定期ではございますが、ベルベ通信で日々感じたことや想いを伝えていきたいと考えております。今後ともご一読頂ければ嬉しい限りです。