こんにちは。ベルベ、企画室市辺です。
自称アナログ社員WEB成長期 第2話。
前回の第1話「自称アナログ社員、コーポレートサイトリニューアル担当に任命される。」では、ベルベホームページのリニューアルを任命されてからホームページ制作会社を決める4ヵ月をご紹介しました。第2話では、制作の具体的な話になります。
WEBサイトを作る前に行う大切なこと
まず最初に制作会社さんとの打ち合わせで出た議題が「HPで何がしたいのか」でした。
そもそも当時の私は、「現状のWEBサイトが、放置されているのでせめて最低限の機能が備わって恥ずかしくないサイトができれば…。」というネガティブな発想でした。今思うと“WEBに広がる可能性“が全くわからず、イメージが浮かんでいなかったのです。
そんな弱気な私に「HPは会社の大事な営業マンです。情報を整理しましょうか。」と、WEB制作会社と次に行ったことは、
【1】 現状把握
【2】 課題の確認
という、2点でした。
【1】 の現状把握では
・ベルベという会社が包装資材メーカーであること
・どういった顧客と取引をしているのか
・営業拠点はどこか
・業界分析
など様々な情報を話し合い、整理して共有していきました。
【2】 の課題の確認では
・現状のWEBサイトの状況確認(手入れのされていない状態)
・ベルベという会社はどんな会社なのか?価値観が確立されていないこと
・エンドユーザー、売りたいお客様の声や姿がはっきり見えていないこと
など、会社としての課題含めて確認をしました。
自分たちベルベがどんな会社なのかわからないまま、相手に自己紹介はできません。
迷子になった時、自分がどこにいるかわからないと地図を見ても目的地にたどり着けません。WEBもそれと同じで、現状把握をして「今自分たちがどこに立っているのか」情報を整理することで、初めて向かうべき方向が見えてくるのです。
では、それらの現状や課題を踏まえて次に何をすればいいのか?
出てきた課題解決のキーワードは、
「ブランディングと仕組み作り」
でした。
WEBサイトを作る上で重要な「ブランディング」
●ブランディングとは・・・
企業がお客様・社会に提供する価値への約束。
それは、ロゴや企業スローガン・企業ステートメントなどに表されます。
コーポレートサイトを作ることがゴールではありません。
HPを作る前に自社のブランド価値をはっきりと明確にする。そして、それをHPに落とし込み、ベルベの「ブランド価値」をより多くの人に伝えるためにHPを活用していくことこそが重要なのです。
「ベルベ」という会社を見つめなおす
では、ベルベの「ブランド価値」は何?
正直に申し上げると、私は「ベルベ」という会社の「これならどこにも負けない!」という強みが何かわかりませんでした。“価格”と言われたら、もっと安いところはある。納期や品質だって他社さんと比べると上を見ても下を見てもきりがありません。
この時、私自身入社して約8年が経っていましたが、改めて「ベルベ」という会社がどんな会社なのか見つめなおす機会になりました。今思えばとても良い経験だったと思います。自分が思う「ベルベ」の特徴を書き出し、他部署の人から話を聞き、上司と何度も打ち合わせを重ねて「ベルベらしさ」ってなんだろう?と様々な角度から考えていきました。そして、それをWEB制作会社さんという外部からの視点と摺合せて「ベルベのブランド価値」を作っていきました。
ベルベの哲学 笑顔を作る仕事は、笑顔で行う
そんな試行錯誤を経て出てきた言葉が、上記のベルベの哲学でした。
これは創業者の想いと、今の社長の考えをヒアリングして生まれたことばです。「ベルベの“ベル”は幸福のモチーフの鈴、“べ”は中国語で、倍という意味がある。」という創業者の社名へかけた想い。そして今の社長が常に大事にしている「笑顔」。ベルベらしさは、その中にあったのです。
このベルベの哲学をHPで掲げ、「お客様にとってわかりやすく」「商社の方がベルベ商品を紹介しやすく」「営業スタッフにとっても使いやすい」そんなWEBサイトを作ろう!と、向かいたい目的地が決まりました。
打ち合わせを初めてから数か月、次のデザインや運用準備へと進むことができました。
<アナログ社員 WEB成長期 全5話>
▼社員WEB成長期 第1話
自称アナログ社員、コーポレートサイトリニューアル担当に任命される
▼社員WEB成長期 第2話
WEB制作に必要不可欠な「ブランディング」
▼社員WEB成長期 第3話
WEBサイトの運営体制と社内に与える影響
▼社員WEB成長期 第4話
お問い合わせ対応の仕組みづくり
▼社員WEB成長期 第5話
WEBサイトを通して取材が来た!!