ディスプレイとしての役割も!初売りに欠かせない「福袋」
お正月の初売りに欠かせないものと言えば「福袋」。高級福袋の登場など、年々その話題性は大きくなっていき、来年の福袋は・・・というニュースが年末の風物詩にもなっています。
福袋は、店頭にひとまとめに陳列されていることが多く、「紙袋」や「パッケージ」が「顔」となります。ベルベの福袋は赤地に白の文字で「福袋」と書かれた往年の定番商品から、お楽しみ袋として通年使える洋風デザイン、箔を贅沢に使った高級路線の商品まで、多様なラインナップがあります。
福袋をずらりと並べてお正月感を演出する「ディスプレイ」の用途もあるため、近年、多種多様なデザインを求められています。そのため、福袋の商品企画はこだわりを重ねて開発が数年にわたる企画になったり、幅広い業種で使われるための工夫が凝らされていたり・・・と、実は制作裏話が多い商品でもあります。そんな福袋の制作エピソードを包み隠さずお話します。
高級路線福袋の先駆け、プレミアムふくまる
(左「ふくまる」・右「プレミアムふくまる」)
2013年に発売した「ふくまる」。市松模様・波千鳥・梅、と縁起物をあしらったデザインは、年代・性別を問わず使えるオールマイティな商品です。
当初販売していた自動紐手提袋が大変好評だったため、もっと高級仕様の福袋があってもいいのでは?と「プレミアムふくまる」の開発がスタートしました。
高級仕様の「プレミアムふくまる」は、持ち手・本体が自動紐手提袋に比べてよりしっかりとした素材で作られています。自動紐手提袋「ふくまる」に比べ、お酒やオリープオイル、高級食材などの重い物を入れることにも適しています。
最大の特徴は中心にドドンとあしらわれている金の箔押し。箔面積が大きいため、ピンホール(小さな穴が開いてしまう不良)がないように、製造現場では入念なチェックを行っています。
「プレミアムふくまる」の実物をご覧いただければその高級感を実感していただくことが出来ること間違いなし。ぜひお手に取っていただきたい商品です。
販売価格が1~2万円の福袋におすすめです。
展示会で大注目!福ノワール
車のショールームや時計、高級食材など男性・大人向けの業種で使える福袋が欲しい!とのお客様からの声を受けて企画された紙袋「福ノワール」。発売前のサンプル段階で展示会に並べたところ、「これはもう買えますか?」といった声を多数いただく大反響でした。
そういうと順調に聞こえる福ノワールの企画開発ですが、最後まで悩んで精査した点は販売価格です。
高級感を求めて紙袋自体の価格が高くなりすぎては、お客様の負担になってしまう…。ですが、“高級感”という品質に妥協はしたくない!そこで発想の転換。価格アップの要因となる箔押しを片面だけのデザインにしたのです。
ディスプレイとしての意味合いが強い福袋なので、表面が華やかであれば十分、と決断。紙袋は両面デザインが基本、という概念を覆し価格と品質の両立を実現しました。
メインの金文字にはマットな黒い本体にマッチするよう、落ち着きのある金箔をセレクトしました。
実は「金色の箔」と言ってもベルベでは12種類もの色合いから選べるのをご存知でしたか?
その視認性の高さから、赤一色の初売り会場の中で、あえて黒い紙袋を使うことで目立つ効果を狙うこともできます。
販売価格が3~5万円の福袋におすすめです。お肉・魚介類・お酒など、お正月ならではの高級食材福袋にいかがでしょうか。実際にワイナリーでもご利用いただいております。
東京オリンピックやインバウンド事業を意識した「Mt.福」
オリジナルデザインの福袋が好評な流れを受け、多種多様なご要望に対応するため開発された「Mt.福」。発売された2018年頃は東京オリンピックの開催に向けて各社が動き出し始めていた時期でもあり、インバウンド需要の高まりから「和」「日本らしさ」を意識したデザインで企画が進められました。
富士山にかかる初日の出をイメージし、七宝、青海波、花結びなど、おめでたい意匠を多数取り入れています。
そんな奥ゆかしく伝統的な日本らしいデザインに合わせて、既存の福袋ラインナップの中でも、鮮やかながら少し濃い赤を採用しました。「赤」の中でも、それぞれの福袋の特徴に合わせた絶妙な色加減を選んでいます。ベルベのデザイナーも印刷の現場に立ち会い、納得できるまで微調整を重ねています。
左から【HAPPYBAG】【Mt.福】【ふくまる】【(定番袋文字の)福袋】
同じ赤い紙袋でも微妙な色の違いがあります。
「お楽しみ袋」として通年使える「HAPPYBAG」
「Mt.福」と同時期に発売された、福袋ラインナップの中でも洋風テイストのHAPPYBAG。
こちらは初売りシーズンだけでなく、通年使えることを視野に入れ開発が進められました。
決算セールや季節の変わり目の売り尽くしセール、またはノベルティなどでも「お楽しみ袋」としてのワクワク感が演出できます。
「福袋」の文字はなく、文字はすべて英語で構成されていますが、実はよく見ると『一富士二鷹三茄子』や『鯛』など、和風なモチーフが散りばめられた「和洋折衷」なデザインなのです。
お菓子や文房具、キッチンツールの詰め合わせなど、アパレル、雑貨屋さんにもおすすめです。
子ども向けすぎず、大人っぽすぎず、ティーン向けの商品にもマッチするのではないでしょうか。
紙袋販売のその先へ。セットアップサービス
ベルベでは、紙袋の販売だけではなく、紙袋の中に入れる品物を事前にお客様からお預かりし、紙袋の中にセットアップして納品する「セットアップサービス」も承っております。
通常であればお買い上げいただいた紙袋を加工先に納入し、加工先でセットアップ作業をしてから実際使われる現場へ・・・という流れになるのではないでしょうか。
そこでセットアップ加工もベルベにお任せいただくことで納期も短縮、輸送コストも削減することが出来ます。
紙袋へのセットアップだけではなく、ダンボールへの箱詰めなども行っています。
特に人気なのが、車のディーラーや住宅展示場などで福袋をノベルティとして渡される福袋のセットアップです。
⇒詳しくはこちら「お客様の声から生まれた、ギフトなどの梱包・包装・セットアップサービス!」
一年の始まりを楽しく彩ってくれる福袋。新年に街中で福袋を見かけると、今年も一年喜んでいただける商品づくりを頑張ろう、とベルベスタッフ一同、身が引き締まる思いなのです。
今後も時代に合わせた福袋をご提案予定です。どうぞご注目ください。
●各福袋の詳細はこちらから